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景気ウォッチャー投資法入門


非常に単純なルールに従って売買することで利益を上げられる、スウィング投資の法則の紹介本。

使うデータは、内閣府が毎月発表する「景気ウォッチャー調査」のみ。指数が前月よりプラス1.5以上なら買い、マイナス1.5以上になれば売りと、拍子抜けするほど単純な方法。

しかしこの方法で、過去10年で累計126%(幾何平均で年率8.5%)という利回りが得られたというから驚きだ。シンプルイズベストを地で行く投資法だ。

 

ルールの明快さや、全検証データを公表していること、そして結果を伴っていると言う点では、斉藤式25日移動平均投資法とこの「景気ウォッチャー投資法」が双璧だろう。逆に言うと、他のスウィングトレード・短期売買の解説本には、ここまで明確にデータを公表していない。都合の良い時期のデータだけを取り上げて、失敗したデータは伏せておくという本がほとんどである。

但しこの景気ウォッチャー調査自体が、2000年から開始された新しい統計であるため、検証データが少ないことが欠点である。斉藤式が過去20年以上のデータを網羅している点に比べれば、やや不安に感じる部分は残る。

だが景気ウォッチャー調査の仕組みから、この統計が景気の先行指標として有効であることは間違いないと考えられる。

確かに本書で応用的に書かれているような、個別株や外国株などで使用するのは、他の要因から影響が強すぎるので止めた方が良いだろう。しかし、本線である日経平均ETFを使った売買は、おそらく今後も十分効果的な投資法だと思う。

また、お目当ての個別株に投資する機会を伺う時、また保有株の売却を検討している場合も、十分参考にできると思う。特に市況に引っ張られることが多い業種なら、タイミングを計るのに有効だと推測できる。

※当方がこの投資法で儲けられることを保証する訳ではありません。投資は自己責任で願います。

 

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