| バフェットの本 | 【 WEB金融図書館 】 | 平成21年 12月 発行 |
バフェットの戦略がコンパクトに凝縮された本
世界一の投資家=ウォーレン・バフェットの投資に関するスタンスを、初心者にも分かるようにかみ砕いて解説してくれている良書です。 バフェットは40年以上にわたり年率20%超の利回りを上げ続けています。これはニューヨークダウやS&P500といったアメリカの平均株価指数のおよそ2倍のリターンです。 バフェットの考え方の基本は「優良株の長期保有」です。証券会社のレポートなど他人の評価などは一切信用せず、必ず自分の目で企業を調査します。そして「自分の理解できない企業には投資しない」という鉄則を守り続けています。そのおかげで、ITバブル崩壊のダメージを受けずに済んでいます。 印象的なのは、バフェットは「株式市場は機関投資家よりも個人投資家に有利だ」と述べていることです。機関投資家は人のカネで運用している以上、様々な制約を受けながらの投資となりますが、個人投資家は自由なスタンスで投資できるからです。特にバフェットが推奨しているもう一つのスタンス、逆張り投資は、何の制約もなく思い切って資金を突っ込める個人投資家が、制約まみれな機関投資家よりもはるかに有利なのは明白です。 また「自信のある銘柄に集中投資すべき」という考え方も、一般的な分散投資の原則とは真っ向反します。インデックス投資のように市場全体に投資すれば、大けがをするリスクは減りますが、資産を大きく増やすことは出来ません。バフェットのように市場平均を大きく上回る為には「分散投資」ではなく「集中投資」が必須となるでしょう。 但し、大金持ちになることが目的ではなく、ゆっくりと老後資金を運用できればよいと考えるなら、インデックスのような分散投資がベターでしょう。バフェット自身も「一般人にはインデックス投資でも良いだろう」と言っているみたいですし。
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